鈴木 陽介

建機第3事業部 出荷T 2009年入社

茨城県出身 芝浦工業大学卒

入社早々、香田の下でモノづくりのための治具づくり業務をサポートした後、 工程管理・進捗管理担当へ。現在、社の顔として得意先との関係構築に奮闘中。

香田 健

自動車事業部 業務課長 1998年入社

北海道出身 室蘭工業大学卒

生産管理の仕事をメインで受け持ち、生産現場でのものづくりの流れをコントロールしてきた。 現在は製造課において、全てのまとめ役として活躍中。

鈴木 陽介の想い…

よき上司との出会い、そして感じ得た自信。

就職活動における木原製作所への感想は、説明会での雰囲気がとてもよかったことを覚えているという。 「実際にモノをつくる工場を見たことがなかったので、自分にとっては新鮮でした。 こうやってモノがつくられていくんだなって感心しました。」入社後は3ヶ月間の研修期間を経て、 製品技術グループへ配属。そこで、上司となる香田と出会った。

「もちろんベテランの大先輩なんですが、私の配属と時を同じくして香田さんも異動してきたばかりという状況でした。 そのため上司でありながらも、私にとって心から何でも話せる存在としてなんだか親近感がありましたし、 自分もやれるんだという勇気をもらいました。」と当時を振り返る。鈴木の木原製作所でのキャリアは、 香田との出会いから始まったのである。

胸を借り、自分なりのペースで何でも吸収していった。

「その風貌からも想像できますが、香田さんは仕事も緻密でスマートで、きれいな仕事をされていました」 と語る鈴木。香田さんは“オレも初めは右も左も判らずとにかくめちゃくちゃしたし、ガムシャラだったよ” と言ってくれました。「自分はパワー派なので、違いがありますが、“自分なりのペースで徐々に組立てていけばいいんだよ” とアドバイスいただき、足りない分を香田さんの仕事のスタイルから吸収していきました」と語ってくれた。

当時の業務は、製作の順番を決め製作の流れを確認していく、裏でフォローする仕事…工程管理、 冶具のコントロール。中でも冶工具チームへの依頼を主に担当していた鈴木だが、 こちらのやって欲しいことを上手く伝えるコミュニケーション能力が重要だったと当時を振り返る。 「私は今は異動して違う部署にいます。これからも、香田さん同様いろいろなセクションを経験していくと思いますし、 今後、また香田さんとプロジェクトなどで一緒になることもあるでしょう。ただひとつ言えるのは、とにかく、 あの入社当時、香田さんからがむしゃらに吸収したことを少しでも活かしていきたいですね」と熱い想いを語ってくれた。

香田 健の想い…

モノづくりの技術に、バランス感覚で挑みたい。

入社当初は技術職を希望していたという。「営業への配属が決まったときは、はっきりいって想像も出来なかった。 私の中で営業と言えば、お客さまに怒られる仕事…(笑)、営業についてそんなイメージしか持っていなかった」 …だが、今、その頃の営業経験が活かされているという。 市場動向の把握からお客様のニーズを適格に掴み社内における生産コントロールまで、全体から細部に至るまで、 見える中でのバランスの取れた判断力。 「製品技術の部署に移り3年、今そのノウハウは、 品質の良い製品づくりとそれを可能にする技術提供にも活かされている。バランス感覚で挑んでいきたい」と、 このステップアップを自ら楽しみ、自信とやる気がうかがわれる。

上司も部下も仕事においては同じ目標に立ち向かう同士

鈴木君と出会ったときは、初めはカラダのでかいやつだなというのが第一印象だったと語る香田。 「タイプは全然違うんですが、意外と繊細なんですね、彼。(笑)自分にない部分に魅力を感じました‥‥ 反対に鈴木君のパワーの出し方なんかは学ばせてもらいました(笑)」 上司が部下に教えるだけではなく、 部下から真剣に学ぶこともあるという。 「特に当時は私も異動してきたばかりで、彼からの質問に、 自分も学びながらの対応をしていました。鈴木君の初々しさ、真剣さ‥‥そんな姿勢から、慣れを否定すること、 基本に返る重要性などいい意味で触発されましたね」という。 「このセクションの業務は、 営業からの製品依頼に対して材料調達の検討、見積もり、図面、手配、そしてどこの工場で取り組むかの検討など守備範囲が実に広い部署です。 全体が見えてこないとなかなかこなし切れない部署でもある中、彼のバイタリティある姿勢は、私をはじめ周囲の人間に刺激を与えてくれました。」 香田にとって鈴木は部下であり、良きライバルであり、同じ目標に向かう同士でもあった。そして、お互い違う部署で働く今もそれは変わらないと語ってくれた。