北島 麻友子

総務部総務課 2007年入社

茨城県出身 麻布大学卒

異業種からの転職で中途入社し、総務課へ。環境科学科卒の経験を活かし、工場の環境面での必要資格の取得や、 ISO14001の事務局担当、化学物質の取り扱い記録者として活躍中。

川島 崇行

総務部財務経理Gリーダー 2008年入社

茨城県出身 拓殖大学卒

北島が入社して約半年後、同じく中途採用で入社し"年上の後輩"となった。総務として、書類作成から採用・人事まで 様々な仕事を担当してきたが、現在は経理課所属で半期ごとの決算に追われる日々を送る。

北島 麻友子の想い…

後輩から学び、自分自身も成長できる。

川島が入社してきたとき、「年上の男性の“先輩”という立場になるのは、ちょっとやりづらいかな」 というのが正直な気持ちだったという北島。「自分自身、入社してまだ半年足らずでしたが、後輩ができたことで “仕事を教えなくてはいけないから、まずは自分がしっかりしなきゃ”という意識を強く持つようになりました」と語り、 お手本となる仕事振りをみせてきた。

一方、真面目で誠実な人柄の川島に教わることも多く、「書類の製本を頼んだとき、きれいにテープで背張りしているのを見て感心しました。 外部コミュニケーションの一環として周辺のゴミ拾い活動をしているのですが、そのとき使う地図も丁寧に分かりやすく作ってくれたので、 今でも活躍しています」と語る。 また、会社では後輩でも人生においては先輩である川島にはプライベートな相談にのってもらうことも多く、 「仕事面ではもちろん、どんな話も真剣に聞いてくれる人です」と信頼を寄せる。

自分にしかできないことと、協力があるからできること。

「どこの担当か分からない案件は、ひとまず総務へ」と言われるほど、実に様々な業務を担当する総務課。 その中で北島が主に担当するのは、ISO関連の業務や役所とのやりとり、会社行事の運営、備品・支給品の管理など。 中でもISOに関しては北島が一手に担っており、事務局の一員としても活躍している。

ISOの定める環境マネジメントシステムの規格を現在の会社にあてはめていく作業は、様々な書類を作成したり、 難しい用語を覚えたりと決して簡単なものではなく、「多岐に亘る総務の仕事の中でも、ISOに関しては特別な活動の扱いになっていますが、 それを普段の業務に組み込んでいけるよう努力しています」と語る北島。そんな彼女に対し、川島は 「ISOに順ずる業務システムの構築は会社を上げて力を入れている部分。その大変で重要な仕事を黙々とこなしてくれる北島さんの存在は、 本当に有り難いです」と称賛する。

そんな北島が次の課題に挙げるのは、就業規則の整備。「品質に関わる部分ながらまだまだ抜けている部分が多く、 早くまとめたい気持ちが強いんです。川島さんが担当してくれるとすごく心強いので、総務に戻ってきて欲しいです」と、 頼れる“後輩”と再びチームを組めることを望んでいる。

川島 崇行の想い…

300人の顔と名前を覚える、凄腕の”先輩”。

中途採用での入社時は、希望通り事務系・総務の仕事を担当することに。生産管理や納品業務に関わる伝票処理やデータ入力から、 採用・人事、給与や福利厚生など、多岐に亘る”総務”の仕事だが、それらをイチから教えてくれたのが北島だった。 「北島さんは見ての通り、いつも笑顔で元気。居るだけで雰囲気が明るくなるような、気さくで感じのいい人だなというのが第一印象でした。 デスクが隣ということもあり、入社したてで右も左も分からない状態の自分にとって本当に心強い存在でした」と当時を振り返る。

そして何より印象に残っているのが、用事で工場へ行ったときに作業している社員や、社内ですれ違った人、 一人ひとりの顔と名前を完璧に把握した上で会話をする北島の姿。「当時の社員は約300人。 その全員の顔と名前を覚えていることに驚くのと同時に、社内の全ての業務に関わる総務の仕事には、これが必要なんだと実感させられました」 と語る表情には、頼れる先輩に出会えた喜びが溢れる。

頼れる上司、尊敬できる先輩がいる理想の職場。

北島に倣い全員の顔と名前を覚え、総務の仕事にも慣れてきた頃、人手の足りない経理部の仕事を手伝うことになった川島。 「経理については全くの未経験で、とまどいと不安ばかりでした。最初は“ちょっと手伝ってきて”という感じでしたが、 気づけばもう2年になります(笑)。多少経験は積めたものの、まだまだ上司の助けがあるから何とかやっていけるような状態で、 今でも幹部クラスの方々に“昼までに数字出せるか?”と急かされつつ必死で仕事を覚えています」

これまで見たこともないような桁の数字を扱う経理の仕事。後から修正できない性質のものだけに責任も重く、 特に半期ごとの決算時は多忙の極みで、無事にすべての書類を完成させたときは達成感よりも安堵感が先に来るという。

とにかくなんとしても試作を早く仕上げ、検証できる体制にもって行きたい。お互い眠る間も惜しんで没頭した。 何時しかお互いに強い信頼関係が築かれていたという。

「今でも“総務に戻りたい”と思うことはありますが、もともとフロアーは同じですし、昨年の改編で総務と経理が 『総務部』というひとつの部署になりました。棚卸や全体朝礼の設営など、現在共同で行っている業務だけでなく、 もっと連携をとっていけるといいですね。そして、北島さんは重い荷物を運ぶ力仕事もひとりで頑張ってしまうような人だから、 もっと頼って欲しいし、頼られるようになりたいです」と語る川島。年齢や性別の壁を感じさせない二人の関係は、 風通しの良い職場環境を表しているようだ。